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練習に集中するための事前準備

練習に集中するための事前準備

今回は「練習に集中するための事前準備」というテーマでお話しします。

練習に取り掛かる瞬間から集中して練習に臨めると、貴重な練習時間を最大限に活用できます。

練習に無駄な時間を費やさないために何をしたら良いか、一緒に学んでいきましょう。

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練習に集中するために大切なのは「段取り」

練習に集中するためには目的と締め切りを設けることが必須ですが、ピアノの前に座ってから、「今日は何をしようか」などと考えていては、貴重な練習時間があっという間に過ぎていってしまいます。

想像してみてください。野球の試合で、あなたが何も考えずにバッターボックスに入って、ピッチャーがボールを投げた後にどこに打とうか考えていたら、ボールはあっという間に目の前を過ぎていきますよね。

例えバットに当たったとしても、試合の流れを考えていなければ、売ってはいけないところへボールが飛んでいってしまったりと、得点に結びつかず、勝つことは極めて難しくなるでしょう。

ピアノが上手な人は練習上手でもありますが、練習上手とは、自分の進むべき方向が分かっており、そのために何をどんな順番でやるべきかイメージできている状態にあることです。

一言で言うと、練習が上手な人は「段取り」を大切にするということです。

開始と同時に練習へ全速力で取り掛かるには、「段取りを決める」という事前の準備は欠かせません。

練習に取り掛かる前に、練習の段取りを、事前にノートに書き出してからピアノの前に座る習慣付けをしましょう。

「段取り」を決めるためのステップ

練習とは、出来ないことを出来るようにすることです。

出来ないことを出来ないままにしておくことと、出来ることに取り組むことは練習とは言えません。出来ないことに取り組むことが練習に取り掛かるはじめの一歩です。

なので、まずはじめに、「何ができて、何ができていないか」書き出しましょう。この時、自分が感じている感触や感想や感情などの周辺情報もメモしておきましょう。

次に、出来ていないことに対してどんなことを抑えていけば、出来るようになるか、課題と現状を比較検討しなら仮説を書き出しましょう

そして、書き出した仮説をさらに細かく分解します。どんどん分解していき、達成していく順番を決めます。そして、その中から、その日の練習でやるべきことを取り出しましょう。その日の練習で取り組めるものの目安としては、今日、取り掛かれば変化・達成できそうなことまで噛み砕いた状態にあるものです。

最後に、今日の練習の中で、なぜその変化が必要なのか、その変化を達成したい気持ちとロジカルな理由を書き出しましょう。

なぜその変化・達成が必要なのかはっきり言えるようになった時、練習に集中して取り掛かるために必要な段取りの準備完了となります。

以上のステップの例として、書いてみると、

1.左手の親指を弾く箇所でいつもつっかえてしまう。右手ではそのような事はないのに、左手では親指を弾くとき、親指は硬直してしまい、自発的に動かせられず、鍵盤を手首から押し込むように弾いてしまう。右手のように思い通りに弾けないのがもどかしい。

2.親指を動かす筋肉の感覚がわかっていないので、意識できるようになる必要がありそうだ。そのために次の3つのポイントを理解すると良いだろう。

一、そもそも親指はどの筋肉を使って動かすのか知る

一、親指を動かす筋肉を意識して、親指の動ける範囲を自覚する

一、親指を動かしている時、腕や手のひら、他の指の感覚はどうなっているのか感じる

3、今日は、親指を動かす筋肉について解剖学の本で下調べしてから、実際に親指がどんな動きができるか、またその時の筋肉の感触を改めて観察してからピアノに向かおう。

いつもつっかえてしまう、左手の親指が出てくる小節を3箇所だけ取り出して、親指が自然な動きをできる弾き方を考えてみること、そして、考えたことを練習ノートに記すこと。これを最長1時間までの間で行おう。

4、いつまでも親指が上手く弾けない状態でいては、何を弾いても上手く行くはずがないので、まずは親指の基本的な動きを頭と身体で理解しよう。その変化を起こせれば、次やるべきことが見えてくるだろう。頭と身体の感覚を忘れずに、冷静に取り組んでみよう。

といった具合になります。

事前準備を入念に行うことは、慣れるまでは時間がかかり効率が悪いと思われるかもしれませんが、内容の薄い練習をして時間を無駄にするよりはるかに効率が良くなります。

遠回りに見えるようで、実は最短経路になるのではないでしょうか?「急がば回れ」ということを忘れずに、じっくり取り組んでみてください。

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