「ハノン」の教科書
効率よく楽しくピアノが上手くなる、ハノンの活用方法を解説!
♪この記事はこんな人にオススメです♪
- 指が思うように動かない人
- ハノンが嫌いな人
- 綺麗な音を出したい人
- 独学で頑張っている人
- ピアノテクニック全般を見直したい人
- レッスンで生徒にハノンを教えている先生
【練習にオススメの楽譜】
音楽之友社:標準版ピアノ楽譜 “Le Pianiste Virtuose ハノン・ピアノ教本”解説付New Edition
ハノン第8番の解説
おすすめ度 ★★★☆☆
難易度レベル ★★☆☆☆
ハノン効果 全ての指の独立
第8番の練習曲は、アルペジオの予備練習と第5番で練習した「実際の曲の中で頻繁に出てくるパッセージ」を組み合わせたものです。
実際の曲の中、こうした2つのテクニックの「方向転換」となる「継ぎ目」はたくさん出てきますので、この曲でしっかり練習しておきましょう。
練習音型の前半「1-2-4-5」を弾きながら(特に4-5を弾いている時に)次の音型の準備をしっかり行うことがポイントです。
打鍵後、必要以上に鍵盤の底を押し付けると、手が硬くなり、次の音の準備がしにくくなってしまうので、指先に重さがかからないように気をつけましょう。
4の指・5の指それぞれ「つかむ」動作を意識し、独立した指の動きを意識してください。
3・4・5・の指を立て続けに弾くのは難しいですが、ゆっくりした動作で練習し、動きの感覚とコツをつかみましょう。
ピアノ演奏は、常に次の音・次の音型を弾ける身体の動きをしていることが大切です。
ハノン第8番の練習方法

模範演奏
第8番を練習する際も、ハノン先生が記した様々なパターンのリズム練習やアーティキュレーションのサンプルが記してある「第1部の練習法」を活用しましょう。
3〜6、8〜10、13、14、22番のリズム練習パターンが有効です。
また、下のようにアルペジオを和音にまとめて練習することも大切です。

例によって、常に片手だけで練習することを守りましょう。
アルペジオから細かいパッセージに変わる瞬間に意識を集中して、無駄のない動きを探していくことが大切です。
また、過度な回数繰り返さないように、毎日少しずつ練習しましょう。
身体の微妙な感覚までセンサーを研ぎ澄まし、無理のない練習を心がけてください。
このレッスンのまとめ
- 次の音の準備をしっかり行う
- 指は必要以上に鍵盤の底に押し付けない
- 方向転換や異なるテクニックへの切り替えのための練習曲
ピアニスト直伝!ハノンの練習方法
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