「ハノン」の教科書
効率よく楽しくピアノが上手くなる、ハノンの活用方法を解説!
♪この記事はこんな人にオススメです♪
- 指が思うように動かない人
- ハノンが嫌いな人
- 綺麗な音を出したい人
- 独学で頑張っている人
- ピアノテクニック全般を見直したい人
- レッスンで生徒にハノンを教えている先生
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音楽之友社:標準版ピアノ楽譜 “Le Pianiste Virtuose ハノン・ピアノ教本”解説付New Edition
ハノン第18番の解説
おすすめ度 ★★★☆☆
難易度レベル ★★★☆☆
ハノン効果 全ての指の独立
第18番の練習曲も複雑な音型の練習です。
全ての指を明確に使い分ける能力が求められます。
複雑な音型を弾くとき、どうしても指だけで弾こうとして手首が固まってしまいます。
手首の硬直は自由な動きを妨げ、多彩なタッチができなくなりますので、ピアノを弾く上で絶対に避けたいことです。
手首の強直を避けるために、指は指の付け根付近にある虫様筋・骨間筋を積極的に使って動かすことが重要です。

虫様筋は、物を「つまむ」時に使う筋肉です。
ピアノを弾く上で、筋肉や関節など身体の構造(解剖学的知識)を知っておくことは重要です。
解剖学的知識があると、具体的なテクニック・身体の使い方が見えてきます。
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「つまむ」意識を持って鍵盤を下に動かすことがコツです。
ゆっくりした動作で練習し、動きの感覚とコツをつかみましょう。
ハノン第18番の練習方法

模範演奏
第18番を練習する際も、ハノン先生が記した様々なパターンのリズム練習やアーティキュレーションのサンプルが記してある「第1部の練習法」を活用しましょう。
2、3〜11、13、14番の練習パターンが有効です。
常に片手だけで練習することを守りましょう。
次の音の準備をしっかり意識して、早めに行いましょう。
3・4・5の指は指の付け根から自発的に動かし、腕から押し付けないように気をつけましょう。
また、過度な回数繰り返さないように、毎日少しずつ練習しましょう。
身体の微妙な感覚までセンサーを研ぎ澄まし、無理のない練習を心がけてください。
このレッスンのまとめ
- 筋肉や関節など身体の構造を知ることで、具体的なテクニックが見えてくる
- 虫様筋・骨間筋から「つまむ」
- 手首は常に柔軟に
ピアニスト直伝!ハノンの練習方法
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