発表会の教科書

はじめてのピアノ発表会参加マニュアル|ピアノ発表会「Q&A全集」

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はじめに

この記事は、初めてピアノ発表会に参加する方に向けて書いてあります。

①「出演する方」はもちろん、

②「出演者のお母さんお父さん」や、

③「出演者にお呼ばれ・ご招待されたお友達や関係者」の方々、

④「受付などのスタッフ」として参加される方

に役に立つ内容を取り上げています。

また、⑤「あると便利なもの」も取り上げます。

初めてのピアノ発表会に参加する時に悩みがちな服装や髪型、花束やプレゼントの渡し方、お礼の仕方や持ち物などを分かりやすくまとめた失敗しない「マニュアル」をお届けします。

「ピアノ発表会に参加するのが初めてで、どうしたらいいかわからない!」そんな不安もしっかりと解消し、楽しいひと時を過ごして頂けたら幸いです。

もくじ

■出演者

・服装

【女の子】

【男の子】

【大人の女性】

【大人の男性】

■出演者の家族

【お母さん】

【お父さん】

■お呼ばれ・ご招待された方

【服装】

【プレゼントの渡し方】

■お手伝い・スタッフ

【服装】

■あると便利グッズ



■出演者

最初に、ピアノ発表会に出演する方の「マニュアル」から見ていきましょう。

初めてピアノの発表会に出演する時迷ってしまうことの代表として「服装」があげられます。

ピアノ発表会に出演するとは、人前=舞台でピアノ演奏を発表することです。

舞台というのは五感で楽しむものですので、ピアノの演奏はもちろん、見た目や振る舞いもいつも以上に見られます。

もちろん、大げさなおめかしなどする必要はありませんが、ある程度の「非日常」があって良い場です。

・服装

【女の子】

女の子は「可愛らしくしてみたい」気持ちが男の子よりもはるかに強いです。「可愛いドレスが着たいからピアノを習っている」とまで言い切る女の子は多いです。

赤いドレスを着て、高いヒールを履いて・・・可愛い服装で「おめかし・おしゃれ」をしたい気持ちは、女の子の本能的で自然な感情ですし、大人になってからも役に立つセンスですので、「貴重な経験」として尊重してあげられると良いですね。

もちろん、予算も気になるところですし、子供の成長は早いので、今回着たドレスや衣装を次回も着ることはなかなか難しいですが、ドレスや衣装のレンタルサービスなど活用すると、リーズナブルに楽しむことも可能です。

アウトレットを活用するのもアリです。

衣装は思い出にも残りやすく、「初めてのピアノ発表会の記念」として初めて着たドレスや衣装だけは大切に持っている方も時々見かけます。

ただし、衣装やドレスの選び方にもピアノを弾くならではの注意が必要です。

女の子の服装・衣装のバリエーションはとても広いですが、「可愛らしさ」と「清楚感」の2点を大切にすると見た目として外すことはないです。

また、発表する曲のイメージ・雰囲気に合わせた衣装を選ばれるのもピアノ発表会に出演する楽しみですので、先の2点に加えてみるのも良いでしょう。

中にはディズニーなどのキャラクターのコスチュームを着たり、髪型もキャラクターに近づけてこだわった編み込みをされる方もいらっしゃいますが、そこまですると「少しやりすぎ感」も出てしまいますので注意が必要です。

もちろん、こだわった衣装はお客さんも楽しめますので挑戦してみるのも良いですが、もしキャラクターのコスチュームを着る場合は、例年の発表会の雰囲気を先生や他の生徒の保護者に聞いたり、過去の記念写真を見せていただくなど、事前にリサーチしておきましょう。

もちろん、中学生や高校生になると学校の制服で出演する方もいらっしゃいます。

ワンピースやツーピースでも素敵です。

女の子の衣装選びで大切なポイントとしては、「可愛さばかりにこだわらないこと」です。

何よりもピアノの演奏がメインとなるピアノ発表会、フリフリの衣装が手元を見えなくしたり、動きにくくなってピアノが弾けなくなったら本末転倒。

子供に選ばせるとどうしても見た目の可愛らしさや自分が気に入ったデザインなどで判断してしまうので、選ぶ時は必ず試着し(ネットショップでの購入は失敗するリスクが高いです)、身体を動かさせ、親の目線で冷静に判断しましょう。

また、靴は脚台に乗ったり、ペダルを踏む時に「慣れ」が必要ですので、本番前のある程度の期間に「慣れておく」ことが大切です。

ヒールの高い靴などは子供のうちはなるべく避け、ペダルが上手に踏めるようになってから徐々に慣らしていくように長期的な目線で見守ってあげるようにしましょう。

髪型は、写真やビデオを撮ったりする時、演奏中の顔の表情が良く見える方が良いので、顔の右側が良く見えるスタイルを意識し、前髪を垂らしすぎないようにすると良いです。

アクセサリーはピアノを弾くときに邪魔となりやすいので、付ける場合はシンプルなものにすると安心です。大きなピアスやイヤリングなどは避けましょう。時計やブレスレットなども外しておきましょう。



【男の子】

男の子の服装のバリエーションはある程度限られてきます。

しかし難しいのは、男の子は意外と恥ずかしがり屋さんが多く、「かしこまった服装を受け入れたくない」気持ちを持つ子が多いです。

中には幼稚園や学校の友達の間で人気の「スポーティーな格好」で出たがる子もいますが、舞台の上でカッコイイスニーカーはアンバランスになってしまいますので避けましょう。

白シャツにネクタイ、黒のパンツと黒の靴、プラスαでベストやジャケットを羽織るのが良いでしょう。

中学生や高校生は学校の制服で出演する方も多いです。

女の子同様、靴は脚台に乗ったり、ペダルを踏む時に「慣れ」が必要ですので、本番前のある程度の期間に「慣れておく」ことが大切です。

子供のうちはなるべく先の長くない靴で、足の指先でペダルの感触を感じられる靴を選ぶと良いです。

髪型は寝癖に注意しましょう。また、分け目は顔の右寄りに作ると、客席から顔の表情が良く見えます。

「男性 ピアニスト」などと検索し画像を見てみると、分け目が右寄りの方が圧倒的に多いですので参考にしてみてください。



【大人の女性】

大人の女性がピアノに向かうことほど、美的にも美しいことはありません。

ピアノの歴史が語るように、ピアノ(鍵盤楽器)は貴族の女性の美の追求ために存在していた側面もあります。

昔、多くのチェンバロやクラヴィコードの鍵盤が、現代のピアノとは違い、現代のピアノの黒鍵の部分が白い象牙鍵盤で、白鍵の部分が木炭などの黒い材質で作られていました。

その理由は「黒い鍵盤が女性の白い手をより美しく見せる」というものであったとも言われています。

多くの西洋絵画で女性がチェンバロやクラヴィコードを奏でる場面が描かれているのも、「ピアノを弾く女性は美しい」ことを表しているのではないでしょうか。

大人になってから初めてピアノの発表会に出演することは勇気が必要です。

子供のうちはよく分からない「人前でピアノを演奏する」ことのプレッシャーや、「理想と現実の差」など、大人ならではの謙虚さが重圧になってくることも度々あります。

しかし、人前でのピアノの演奏に挑戦すること自体が「女性としての美しさ」を高めていると思えば、プレッシャーも少しは和らぎませんか?

「女性としての美しさ」を高めるのに、ここでもやはり服装は大切となってきます。

ポイントとしては「品の良さ」があげられます。

あまりにも露出度の高い衣装や派手なドレス、年齢と合わないデザインの衣装は避けることが大切です。

女性の衣装に対しての他の女性の意見ほど厳しいものはないので、女性のお客様目線を意識すると良いでしょう。

「自分の着たいものを着る」というポリシーは素晴らしいですが、それが仇となっては残念です。

演奏と同じで、受け手側の視点を理解することが大切です。

また、立ち姿は素敵なのに、ピアノの前に座った途端、スカートの丈が短くなったり、ドレスの裾が盛り上がったりとバランスが崩れてしまう衣装は避けたいもの。事前にピアノを弾いてみて足元まで確認しておくこと、できれば動画など録画して客観的に見ておくことが大切です。

大人の女性は特にアクセサリーにも注意し、演奏の妨げになるものをつけるのは我慢しましょう。



【大人の男性】

ピアノを弾く男性は一目置かれることが多いです。

だからこそ演奏中の姿は大切となります。

「お客さんは頭のてっぺんから爪先の先までチェックしている」と思って、衣装選びをしましょう。

もちろん派手にする必要はありません。「さりげない男らしさ」と「清潔感」を大切に、シンプルな衣装を選ぶことが大切です。

衣装のデザインやブランドよりも、むしろ「綺麗なプレスがされているか」、「シワやくたびれた感がないか」、「体型に合っているか」という基本的なポイントを見られます。

その上で、少しこだわったネクタイやベルト、上質な靴などを身につけると良いです。

車のキーやスマホなど、ポケットに余計なものを詰め込むのは避けましょう。

時計や指輪はなるべく外し、演奏しやすいように気をつけましょう。

靴下はパンツと靴の色との相性にこだわりましょう。



【ご来場くださった方へのお礼】

発表会にお友達や学校の先生や親戚の方を招待する出演者は多いです。

わざわざ時間を作って来てくれた上に、プレゼントまで用意してくれる方もいらっしゃいます。

お礼やお返しに何を渡すか、いつ渡すか、感謝状を添えるのか見ていきましょう。

まず、必須なのは、時間を作っていらしてくださる方へお礼の言葉はその日のうちに必ず伝えましょう。

「後日でいいかな」と後回しにすると、感動も薄れてしまいますし、何よりうっかり忘れてしまっては大変です。

また、差し入れを頂いた場合は後日お礼をする方が丁寧です。

簡単な手紙や感謝状を添えて、お菓子などいつまでも残らないものを渡すと良いでしょう。

「のし」など大げさにつけなくて大丈夫です。

お友達にお返しする場合は、お友達が何かある時(誕生日や、クリスマスや、発表会など)にお手紙を添えてプレゼントを渡すとスマートです。



■出演者のお母さん・お父さん

次に、出演者のお母さんとお父さんの参加マニュアルを見ていきましょう。

【お母さん】

ピアノの発表会当日は何かとバタバタするもの。

お母さんは事前に服装や持ち物を決めて準備しておくと、当日の朝に慌てずに済みます。

会場に着いてからも、お子様のケアや先生のお手伝いなど発生する可能性が大いにありますので、持ち物はなるべくシンプルに身軽でいることが大切です。

もちろん素敵なママコーデで決めたいと思いますが、動き回ったり緊張で汗をかくこともありますので、脱ぎ着しやすい上着を一つ羽織っていると何かと便利です。

アクセサリーはいつも通りつけて大丈夫ですが、重い荷物を運ぶ時に指輪やネックレスを外してなくさないように気をつけましょう。

ピアノ発表会が終わると、素敵なイヤリングやピアスが落ちていることも良くあります。一度なくすと探すのは大変ですのでお気をつけください。

また、脚台の調整をしたり舞台に上がることもあるかもしれません、スカートや靴はしゃがんでも大丈夫なものを選んでおくと無難です。

舞台に少し上がるだけでも、お客さんの視線をたくさん浴びます。セクシーな服装や網タイツなどは避けておいたほうが良いでしょう。

赤ちゃんをベビーカーに乗せて会場入りする場合は、注意が必要です。

客席にベビーカーを置いておくスペースは滅多にないので、事前に先生に話しておき、楽屋などに置かせていただくと負担が減ります。

また、お弁当を食べたり、お子様が転んだり緊張で鼻血を出したりする場合もありますので、携帯用のポケットティッシュやウェットティッシュを持っておくと便利です。

基本的には過度におめかしする必要はありませんが、いつもより少し気合を入れておくと発表会を楽しめます。

ただし、記念写真などに写り込んだりする可能性は大いにありますので、あまりにも派手すぎるファッションや、ジーンズやスニーカーなどカジュアルすぎる服装は避けた方が良いです。



【お父さん】

「ピアノを習わせているお父さんってどんな人だろう・・・」そんな視線をたくさん感じるのがピアノの発表会の特徴。

「自分でピアノを弾くわけではないのに、なぜか視線を感じた。」というお父さんは多いです。

おしゃれなジャケットや、素敵な革靴で足元までカッコいいパパで決めたいですね。

ピアノ発表会でのお父さんの代表的な役割はカメラマン。三脚を立てて、我が子の写真やビデオを撮影・録画するお父さんが目立ちます。

一眼レフやビデオカメラ、三脚に外付けマイクなど、撮影に必要な機材をまともに持ちこもうとすると、どうしても荷物が増えてしまいます。

また、カメラの位置が邪魔と言われたり、子供が走り回って高額なカメラにぶつかってを倒してしまう事故も起こる可能性があります。

色々と気を配らなくてはならない現実が待ち構えています。

トラブルが発生しないように、周りをよく見回して、充分時間をかけてセッティングしましょう。



■お呼ばれ・ご招待された方

【服装】

あまり派手すぎず、カジュアルすぎない服装が良いです。会場の中と外は温度差が大きい場合があるので、一枚簡単に羽織れるスタイルだと便利です。

【プレゼントの渡し方】

お花・花束、お菓子やその他贈り物をする場合、教室によってはプレゼントは全て受付で預かる場合もありますので、事前に「誰から誰へ」とカードなどに書いてしっかりと貼り付けておくと良いです。

また、お祝い金を渡す場合は誰かに預けるのは避け、本人や家族へ直接手渡ししましょう。

プレゼントを渡すタイミングは出演が終わってから渡すと良いです。

事前に受け取ると、集中力を削ぐ場合もあります。楽屋に押しかけるのもNGです。



■お手伝い・受付スタッフ

【服装】

ピアノ発表会のお手伝いは、何かと動き回ることが多いので、動きやすい服装が良いです。

もちろん受付業務は発表会の顔となりますので、それなりにしっかりした服装を選びましょう。

上着はシックなのに足元はカジュアルなどと実用性ばかり優先しないように気をつけましょう。



■その他ピアノ発表会であると便利グッズ

・プレゼントを持って帰る際に使える大きめのダンボール箱

・衣装や着替えをかけておくハンガー

・昼食後の歯磨きができる携帯歯ブラシセット

・ゴミ袋

・楽譜のコピー

・モバイルバッテリー

・カメラのメモリーカードやバッテリーを余分に

・万が一の時に使える最低限の救急セット

・衣装が破れた時に使える携帯裁縫セット

・着替え

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