「ツェルニー30番練習曲」の教科書

「ツェルニー30番練習曲」の教科書|動画付きピアノレッスン

Czerny 30

「ツェルニー30番練習曲」の教科書|動画付きピアノレッスン

「ピアノ演奏テクニックの基礎」とも言われる「ツェルニー30番練習曲」を動画付きレッスンで一緒に学びましょう!

もくじ

・「ツェルニー30番練習曲」を学ぶべき理由と効果

・「ツェルニー30番練習曲」を学んだ後の進路

・ツェルニー先生について

・「ツェルニー30番練習曲」について

・「ツェルニー30番練習曲」各曲のWebレッスン一覧(演奏動画付き)

・ツェルニー先生のその他の作品紹介



「ツェルニー30番練習曲」を学ぶべき理由と効果

最初に、誰もが気になる「ツェルニー30番練習曲」を学ぶべき理由をお伝えします。

「ツェルニー30番練習曲」はツェルニー先生の晩年に作られました。

ツェルニー先生は、この「30番練習曲」を出すまでに、たくさんの練習曲を作曲して世の中に送り出していました。

それらの経験を踏まえて作られたこの「ツェルニー30番練習曲」は、「ツェルニー先生の完成度の最も高い練習曲集」と言っても良い、内容の深いものです。

ツェルニー先生はこの練習曲集のタイトルを、”30 Études de Mécanisme Op.849″(30のメカニスムの練習曲)と名付けております。

「メカニスム」とは、言い換えればこの場合「ピアノを弾く技術」ということです。

つまり、「より自由に身体(指や手)を使い、ピアノという楽器を操れるようになるための30曲の練習曲集」と思ってください。

よく、「ツェルニーはつまらない」という声を聞きますが、「ツェルニー30番練習曲」はそもそも音楽の楽しみを前提に作ってあるのではなく、身体的な運動機能の向上を目的に作っているので、ある意味「ツェルニー30番練習曲」はつまらなくて当たり前です。

もちろん、かっこいい曲や可愛らしい曲など様々な種類の曲もたくさん出てきますが、ベートーヴェンやモーツァルトやハイドンの名曲のような味わい深い作品とは比べ物にならない内容の浅い音楽であることは認めなくてはなりません。

音楽的に見れば、「ブルグミュラー 25の練習曲」の方がよっぽど内容も深く、弾いていて面白いです。

しかし、「ピアノという楽器を操る事を楽しむ」という観点からしてみると、「ツェルニー30番練習曲」はいくばくか楽しいものになりますし、運動面に特化した「ハノン」と違い、音楽性もきちんとあります。

何より、「練習曲のプロフェッショナル」のツェルニー先生が、学習者の実力が確実につくように作ったので、曲を習得していく中で自分のピアノの腕前がぐんぐん上がっていくのを感じられるのは、ピアノを弾く人にとって大きな喜びであると思います。

「ツェルニー30番練習曲」は、言わば「ピアノ演奏技術の基礎」です。

ツェルニー先生は、学習者が確実なステップで効果的に学べるように、各曲の難易度をやさしいはじまりから徐々に高めていくことに神経を使っています。

一つ一つの課題をクリアしていくことで、確実な実力を身につけながら進歩していけます。

「ツェルニー30番練習曲」を学ぶことで、限りなく広がるピアノ音楽の世界へ踏み込む力をつけられます。



「ツェルニー30番練習曲」を学んだ後の進路

「ツェルニー30番練習曲」は「ツェルニー40番練習曲 Op.299」・「ツェルニー50番練習曲 Op.740」とのセットで想定されています。

「ツェルニー30番練習曲」を卒業後、「ツェルニー40番練習曲」・「ツェルニー50番練習曲」と進めば、かなりの実力がついてきます。

ちなみに、音楽高校の入学試験に「ツェルニー40番練習曲」・「ツェルニー50番練習曲」が課題となることも多く、「ツェルニー30番練習曲」は専門レベルの入り口へまっすぐ向かっていくと言って良いでしょう。

「ツェルニー30番練習曲」を学んでレベルアップしていけば、弾ける曲がどんどん増えていくのを感じられます。

「ツェルニー30番練習曲」後半からは、「ソナチネアルバム」や「ソナタアルバム」と併用して学習していくのも良いです。

また、モーツァルトの「きらきら星変奏曲」や「トルコ行進曲」はじめ、ハイドンやベートーヴェンの小品やソナタ、ショパンのワルツやその他ロマン派や近・現代の作品など、名曲に取り組むことも出来るようになります。

「ツェルニー30番練習曲」は「名曲を弾くための入り口」でもあるのです!

どうしても身体的な技術練習に偏りがちな「ツェルニー30番練習曲」も、やる意味と価値がわかれば頑張れます。

「ツェルニー30番練習曲」全曲を学び終わるのにどれくらいの期間が必要かだいたいの目安をあげると、早く学べば半年、ゆっくり学べば1〜2年ほどの期間が必要です。

この「ツェルニー30番練習曲の教科書」の各曲のレッスンを使い、ご自分のペースで憧れの曲へ確実に近づいていきましょう!



ツェルニー先生について

日本では「ツェルニー」または「チェルニー」と呼ばれ、ピアノ学習者のほとんどが知っている有名人ですが、本名はCarl Czerny(カール・ツェルニー)と言います。

ウイーンでチェコの音楽家の家庭に生まれ、父親に早くから音楽教育を施され才能を開花しました。

ベートーヴェンやクレメンティやフンメルと言ったピアノの名手の弟子でもあり、ツェルニー先生自身も多くの弟子を育て、中でもフランツ・リストとレシェティツキを育てたことで有名です。

しかし、ツェルニー先生自身は演奏家としてではなく教育者としての活動を種としており、公演は少なかったようです。

しかし、ピアノの腕前は高かったのは明らかで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」の初演をベートーヴェンのご指名で行った記録も残っています。

ツェルニー先生は練習曲ばかりで知られていますが、実はとても多作な作曲家で、ピアノ協奏曲や変奏曲、連弾や室内楽に、交響曲や宗教曲まで幅広く手がけており、その作品数は1000曲近くにのぼるとも言われております。

また、ピアノを学ぶヒントを綴った「若き娘への手紙」という現代まで受け継がれている著作も書いており、ピアノを弾く人なら読んでおきたい1冊となっています。

 

 

カールツェルニー 若き娘への手紙

 

「ピアノ演奏の基礎」という著作も有名で、暗譜についてや、ツェルニー先生自身の練習曲の学び方について記されており、熟読の価値があります。

 

 

ツェルニー ピアノ演奏の基礎

 



「ツェルニー30番練習曲」について

次に、ピアノ教育に情熱を傾けていたツェルニー先生の晩年に作られた「ツェルニー30番練習曲」について見ていきましょう。

ピアノ奏法の基本的なテクニックを詰め込んだこの練習曲集は、主に古典派〜ロマン派の演奏技術の習得に役立ちます。

古典派やロマン派を弾けるようになると、バロックや近・現代の作品にも手を伸ばすことが出来るようになりますので、「ツェルニー30番練習曲」はピアノ奏法の基礎的ポジションに位置付けられます。

いつから

しかし、ある程度の初歩が出来ていないと「ツェルニー30番練習曲」に取り組むことは出来ません。

日本のレッスン現場では、バイエルやバーナムなど初歩的な教則本を卒業し、ブルグミュラー後半から併用されるケースが多いです。

大人も使える

「ツェルニー30番」と聞くと、どうしてもピアノを習う子供が学ぶイメージがありますが、決して子供向け用の教本ではなく、大人にも効果的でおすすめできる練習曲です。

オススメの楽譜

「ツェルニー30番練習曲」を学ぶ際には、音楽之友社から新しく出た楽譜を使用することをオススメします。

解説も詳しく、譜面も見やすく構成されており、価格も安く実用的な価値が非常に高いです。

 

標準版ピアノ楽譜 チェルニー30番 New Edition 解説付

 

それでは、各曲のレッスンに入っていきましょう!



「ツェルニー30番練習曲」各曲のWebレッスン一覧(演奏動画付き)

第1番

 

第2番

 

第3番

 

第4番

 

第5番



第6番

 

第7番

 

第8番

 

第9番

 

第10番



第11番

 

第12番

 

第13番

 

第14番

 

第15番



第16番

 

第17番

 

第18番

 

第19番

 

第20番

 

 



 

第21番

 

第22番

 

第23番

 

第24番

 

第25番

 

 



 

第26番

 

第27番

 

第28番

 

第29番

 

第30番



ツェルニー先生のその他の作品紹介

ピアノスペース管理人がオススメするのは、

モーツァルトのフィガロの結婚をピアノ独奏に編曲した作品モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の主題による華麗な幻想曲op.493

です。

さらにこれを名ピアニスト:カツァリスがピアノソロ用にさらに編曲しているものは、きっとピアノを弾く人なら誰もが憧れる1曲でしょう。

Mozart=Czerny Fantasie Brillante from Opera Figaro (version by C.Katsaris)
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