【動画付きピアノレッスン】ツェルニー30番 7番の練習方法と解説
「ピアノ演奏テクニックの基礎」の宝庫「ツェルニー30番練習曲」を動画付きレッスンで一緒に学びましょう!
<レッスンの構成>
・この曲を学んで得られる効果&曲の解説
・演奏動画
・動画レッスン
・この曲で習得したい課題と練習方法
ツェルニー 第7番を学んで得られる効果&曲の解説
①様々なテクニックを使い分ける
②装飾音の練習
③アルベルティバスを学ぶ
「ツェルニー30番」の第7番は、これまでの練習曲に比べると、たくさんのテクニックが出てくる複雑なエチュードです。
多くのピアノ音楽作品は、たくさんのテクニックを瞬時に切り替えて演奏していかなくてはなりませんので、テクニックのスムーズな切り替えを意識して練習しましょう。
それでは、演奏動画を視聴してみましょう。
演奏動画
動画レッスン
coming soon
ツェルニー 第7番で習得したい課題と練習方法
「第7番の練習曲」の課題を一つずつ見ていきましょう。
課題1:様々なテクニックを使い分ける
各小節毎にどんどんテクニックを切り替えて演奏する必要があります。
初めはテクニック毎にじっくり練習し、それぞれのテクニックが身についたらフレーズを繋げて切り替えの練習をしましょう。
ほとんどのテクニックが1~6番までの練習曲の中で出てきたものですが、装飾音とアルベルティバスは以下ピックアップして見ていきます。
課題2:装飾音
「装飾音」は音楽のアクセサリーです。
美しいアクセサリーは音楽を豊かにしますが、ゴテゴテした歪なアクセサリーは音楽を駄目にしてしまうので、装飾音の扱いには慎重にならなくてはいけません。
まずは装飾音無しで、音楽の内容と流れを掴み、そこへどのようなアクセサリーを添えたら良いか見つけていきましょう。
装飾音は左手のバスの音と同時に弾きますが、11小節目の装飾音はバスより少し前に弾き始めてあげると良いです。
装飾音を弾く時も、独立した指からのタッチを意識しましょう。
課題3:アルベルティバス
左手の伴奏の形は「アルベルティバス」と呼ばれ、特に古典派の音楽で多用されます。
1つ1つの音が目立ちすぎないよう気をつけ、バスの響きの上に、ハーモニーを壊さないように軽快な動きを重ねてあげることが大切です。
第7番のエチュードはフィンガーペダルを伴うアルベルティバスなので、音を伸ばす際に鍵盤を押し付けないように気をつけてください。
その他ポイント
ピアノという楽器は、鍵盤を下ろして音を鳴らした後に鍵盤に力を加えても音は変化しない仕組みです。
鍵盤を強く押さえつけるのは、身体の可動域を狭めることにつながり、演奏の可能性を狭めてしまいます。
どんな力(運動エネルギー)が必要で、どんな力は不要なのか知っていくことはとても重要です。
常にご自身の奏法を客観的に見つめて、より自由になれる奏法を探していってください!
ツェルニー30番練習曲の練習にオススメの楽譜
「ツェルニー30番練習曲」を学ぶ際には、音楽之友社から新しく出た楽譜を使用することをオススメします。
解説も詳しく、譜面も見やすく構成されており、価格も安く実用的な価値が非常に高いです。
標準版ピアノ楽譜 チェルニー30番 New Edition 解説付