【シュタイヤー舞曲(アルプス地方の踊り)】「ブルグミュラー」の教科書|動画付きピアノレッスン
<レッスンの構成>
・この曲を学んで得られる効果
・演奏動画
・曲についての解説と演奏の手引き
・この曲で習得したい課題と練習法
この曲を学んで得られる効果
①舞曲における3拍子の理解
②様々な音色を混ぜるテクニック
③演奏の多様性を知る
「シュタイヤー舞曲(アルプス地方の踊り)」を弾く上で必要なのは
1:舞曲における3拍子の取り方
2:様々な音色を生み出すタッチ
3:楽譜の読解と解釈
の3つの要素です。
舞曲に関する作品は音楽の中でも最も作品数が多いと言っても良いでしょうが、この「シュタイヤー舞曲(アルプス地方の踊り)」では、3拍子にのって様々な個性的なキャラクターが登場します。
舞曲は、音楽の展開がはっきりしている作品が多いですが、展開の早さも特徴的です。
それぞれの場面やフレーズの味わいを明瞭に表現していきましょう。
3拍子は楽典などのお勉強では、「強弱弱|強弱弱|・・・」という周期性で演奏すると一般的に習いますが、実際の音楽を演奏するときには、「強弱進|強弱進|・・・」と思っていましょう。
「進」と書いたのは、3拍目の音は音楽の内容が終わるところ以外では、ほとんど常に次の1拍目を目指したものだからです。
拍子感は音楽の1番の土台となりますので、たくさん練習してください。
それでは、演奏を聴いてみましょう。
演奏動画
曲についての解説と演奏の手引き
「シュタイヤー舞曲(アルプス地方の踊り)」というタイトルのついた作品。
もともとのタイトルは、フランス語で”La Styrienne”とあります。
版によっては「スティリアの女」などと訳していますが、舞曲には違いありません。
各場面が繰り返し演奏されますが、繰り返しごとに少し表情に変化を加えたり、拍の取り方を少し変えてみたりと、たくさんのタッチや間の取り方など工夫して、常に新鮮さある演奏をすると面白い演奏となります。
何故か、この「シュタイヤー舞曲(アルプス地方の踊り)」に関する解釈は数多いですが、それだけ色々な魅力的な見方ができる曲でもあると言って良いのではないでしょうか?
楽譜から色々なことを読み取り、あなたなりの「シュタイヤー舞曲」が演奏できるのが一番だと思います。
この曲で習得したい課題と練習法
とにかく生き生きとした3拍子の雰囲気を掴みましょう。
「イチ・ニィ・サン」とカウントするのももちろん大切なのですが、1小節ごとを一つのサイクルとして、大きく感じることが大切です。
言葉ではなかなか伝わりにくのですが、3拍子を振る指揮者を観察するとよく分かるでしょう。
1小節を一つの動きで(楕円を描くように)指揮することは非常に多いです。
強拍をよく感じ、そこへ向かう音楽の流れのエネルギーを感じながら演奏することが、素敵な3拍子を弾くために欠かせません。
実際に身体を動かしながら、音楽をイメージすると良い練習となります。
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