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【ピアノ曲事典】アルプスの夕映え|エステン

【ピアノ曲事典】アルプスの夕映え|エステン

Alpenabendröte    アルプスの夕映え エステン

ドイツのピアニスト・作曲家テオドール・エステン(1813~1870)の代表作。

冒頭のトレモロに美しい夕映えの雰囲気が香る。

トレモロの後に、チロル地方の民族舞曲ティロリエンヌが聞こえ、アルプスらしい悠々とした時の流れを感じさせる。

エステンはピアノ指導者としても引く手あまたの人気教師であったが、30歳頃よりピアノの小品も作曲するようになり、ピアノ学習者が自ら弾いて楽しめる名作をたくさん残している。    

この曲はピアノの発表会でも頻繁に取り上げられるほど、世界中のピアノ教育現場に普及している。

様々な表情を見せるこの作品は、ピアノを弾く上での大切な数々のテクニックが詰め込まれており、学習者にはとても良い課題となる。

作品は典型的なロンド形式を取り、各場面の性格のコントラストも明快であり、美しくまとまっている。

また、曲中には数々の「鐘の音」が聞こえてくるが、ヨーロッパの人々の生活に深く根づく「鐘の音」は、数多のクラシック音楽の中で登場し、西洋の文化の重要なシンボルとして音楽に溶け込んでいる。

「鐘の音」はそれ自体語ることはないが、聞く人それぞれが、その時その時の想いや感情によって感じ方も変わり、いわば「鐘の音」によって自身の心の中の声が聞こえるとても神秘的な音である。

コーダでは、「鐘の音」が高らかに鳴らされ、アルプス地方の悠々とした雰囲気へ想いを馳せる

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